実家に帰って、前彼に連絡
高校の時、1年位付き合った同級生がいたのだ。
私に好きな人が出来てしまったという、ありがちな別れ方だったのだが、今思うと、青春の甘酸っぱい一ページなのである。
あの頃は、目の前の恋愛に全力だったなぁ。(遠い目)結局、別れてまで付き合った人とは続かなかった。 若い頃の恋愛なんて、そんなもんです^^;
成人してから、一度だけ友達として二人きりで飲みに行った事があって、彼から「嫁探しを始めようと思うのだが、私への思いを捨て切れきれていない」という告白をされたのだ。その時私は少し、心が揺らいだんだ。
その時、彼氏はいなかったけど、夢を追いかけて東京へ行くと決めていたのもあって、丁重にお断り・・・・それから一年後、結婚したというウワサを耳にしたのだ。今日はそんな前彼の現在のお話です。
あの時、少しでもこの彼に未練があれば、今埼玉に住んで居なかっただろう。
同級生から教えてもらった前彼の話し
このモト彼ね、高校の時から親のやってる旅館を継ぐ事が夢だったのだが、この時の私に、安定を求める気持ちとお嫁さんへの憧れがあったなら、このモト彼とヨリを戻したと思う。
きっと可愛い嫁さんもらって、大きな旅館を継ぎ、裕福な生活を送っているに違いないと思っていたんです。
んで、先日、久々に実家に帰省した私は、高校の時の女友達に連絡を入れました。
「結構前の話なんだけど、○○君(モト彼)の旅館が全焼して、お見舞い金として連絡の取れる同級生だけでお金を集めたらしいよ」と言われたのです。
私は驚いて、モト彼に電話をしてしまいました。
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すでに五年も経っていたのか
モト彼は「お~!元気か!?」と変わりのない元気そうな声で電話に出てくれました。
話しを聞いてみると、全焼したのは五年前で、三階建の立派な旅館、そして家族みんなの住居も全て焼けてしまったのだとか・・・。
この時彼は、可愛い双子の父親になったばかりで、双子を両脇に抱え、無残に焼けていく我が家と旅館を安全な場所から見ていたのだとか・・・・。
その後、ハダカ同然で町の公民館に親二人と嫁さんと双子ちゃんと数ヶ月ほど住まわせてもらい、その間、旅館とはまったく関係のない仕事をして食いつないでたのだとか。
無理してるのかな。前向きな前彼
電話の向こうのモト彼の声からは、「辛い」とか「絶望的」とかそんなマイナスな言葉は感じ取れなくて、むしろ、異常なほど、前向きだった。
全焼したのが五年前ってこともあるだろうが、全てを失った人間の声とは思えないほど元気だった。
もしかすると、モト彼なりの精いっぱいの元気を演出したのかもしれない。
もう別れてから十年は経ってるけど、私はヨリを戻そうと試みた相手なわけだ。見栄を張りたいだろう、カッコ悪いと思われたくないだろう。いやどうだろう。私が深く考えてしまっただけかもしれない。
やたら子宝に恵まれる前彼
旅館と家が全焼した一年後には、一人生まれ、その後次々と・・・んで、現在5人のパパなんだ。「えー!?そんな状態で五人も!?」である。
旅館と住居が無くなって、明日からどうしようってなった状態でも。「やる事はやってる」という事なわけだ。その遺伝子を残せる力を私に分けてくれとも思う。
こんな時こそ希望の光を!と思ったのだろうか・・・。住居もないのに子供を産んでやっていけるのか?と不安に思わなかったのだろうか・・・・。
そもそも奥さんはそんな状態で、産むという選択に迷いは無かったのだろうか。無計画?とも思える内容に、私の頭は「?」が一杯でした。
去年やっと、小さいながら旅館をオープンさせ、今やっとゼロからスタートさせる事が出来たと言ってた。
それでも、大家族だぞ?やっていけるのだろうかと疑問に思いました。
大黒柱は折れたらダメ
色々思う所はあったけど、電話ではあまり突っ込まないであげました。
だって、前向き100%のモト彼に不安要素を吹き込んで、彼以外の家族を不安であおりたくないから。
きっと今の彼の前向き100%が、家族を支えてるんだろうなって思ったんです。
次の日、モト彼の家の近くに用事があったので、ついでにモト彼の小さな旅館を見にフラッと車で立ち寄ったのだ。
確かに巨大な旅館はスッポリ無くなっていました・・・・。何度も学校帰りに遊びにいった思い出のある家がキレイさっぱり無くなっていました。
少し離れた所に、新築の小さなお宿がポツンと。通りがかった時が夕方だったのもあって、その明りが、なぜか切なく寂しく光って見えたんです。
あの時、モト彼とヨリを戻してたら、大変な事になっていたかもしれなかったわけだ。ただただ、モト彼、そして家族の幸せを祈るばかりです。
モト彼の災難は、「明日の私」そう思って、火のモトを確認しよう・・・・。
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