赤ちゃんの脳育をはじめよう!
私の娘はもう二歳なので、離乳食は卒業したのですが、イトコの栄養士さんが、無料で脳育の離乳食の教室に招待してくださいました★
赤ちゃんに与える食事は、赤ちゃんの将来の脳に大きな影響を及ぼすといっても過言ではないと知りました。
私は少ししか意識しなかったので、かなり後悔しています^^;
せっかくなので、脳育の内容をみなさんにお話したいと思います。
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赤ちゃんの胃の構造
大人の胃は、入り口が細くなった袋のような形をしてるけど、赤ちゃんの胃は縦に長く、筒のような形をしています。
その為、一度胃に入った物が外に出やすく、吐きやすいのです。
口から入った食べ物を胃から腸へと運ぶ「蠕動(ぜんどう)」は1歳位までは大人の半分以下で、「消化酵素」の分泌も不十分なのです。
ママのお腹の中で創り出された、生きるために必要な部位は揃っていても、全てがまだまだ未発達で、十分には機能してくれません。
赤ちゃんは免疫機能が不十分
赤ちゃんは大人と違って、毒素などに対する抵抗力が弱いのです。
口から摂取したものに対して、大人ほどの抵抗力を持っていない為、少しの細菌で食中毒を起こしたりします。
これは腸内に潜伏するビフィズス菌や、お腹の中を守るための細菌類がまだまだ整っていないからです。
大人と同じレベルになるまでは、最低でも8歳までかかると言われています。
8歳になるまでは、子供の体の未熟さに注意を払って、子供の成長に合わせた食事を用意する必要があります。
年齢別の胃の成長表
0歳児(体重約3kg) → 消化機能が不十分・腸内細菌が未発達
1歳児(体重約9kg) → 免疫機能が不十分
2歳児(体重約12kg) → 小腸が発達・1歳半で食物アレルギー症状が一段落する
3歳児(体重約13-14kg) → さまざまな消化酵素の分泌が大人に近づく頃
4歳児(体重約15-16kg) → 好き嫌いが多い頃
5歳児(体重約19kg) → まだまだ幼児食で
6歳児(体重約21kg) → 生もの解禁!?
7歳児(体重約24kg) → 肝臓の機能がここで完成!
8歳児(体重約27kg) → 肝臓の機能も解毒機能も整う
7歳まで脳を大切に育む
産まれたての赤ちゃんの脳は、大人の25%しかありません。
それが、生後五カ月ごろには50%、離乳食完了の頃には70%~80%、三歳頃には成人と同じ位に成長!三歳には、脳の基本の構造が出来上がるというわけです。
赤ちゃんの脳にはニューロンという脳神経細胞が150億個位あるといわれていますが、まだまだ自分で考えたり、判断する力はありません。
神経細胞をつなげるシナプスという接合部があるのですが、これができる事で、情報が運ばれ、考える能力が付き始め、思考や判断、高度な知的活動が出来るようになるというわけです。
このシナプスが急速に増加して、変動する時期というのが、0歳~7歳位までと言われているので、この時期に脳に必要な栄養素を摂取する事が大切なのです!
6ヶ月辺りから離乳食を始める理由
母乳は赤ちゃんに必要な栄養素がとても豊富です。母乳の栄養素は近年注目されており、脳にも体にも、そして心にもとても良いと言われています。
しかし、母乳の栄養素、タンパク質や鉄分は、出産後徐々に減っていき産後12ヶ月ごろには初乳の半分になってしまいます。
だから五ヶ月頃に離乳食をはじめるのです。
早く離乳食をはじめないと危険
8ヶ月までは心配はないのですが、9ヶ月以降も母乳中心の生活を続けていると鉄不足になってしまい、「鉄欠乏性貧血」になってしまいます。
大切な栄養素である鉄分は、血液中のヘモグロビンを作り、体中に酸素を運ぶ重要な役割を果たしているのです。長い間、極端に鉄分が不足すると、知能の発育に深刻な影響を及ぼします。
さらにその影響は13歳まで取り戻せないと言われています。
また、脳神経の発育の遅れは、運動機能にも現れるので、運動を心から楽しめる子に育てる為にも、鉄分はしっかり取る事が大切です。
生後9ヶ月以降、一日三回の食事を、栄養バランスよく食べていれば、必要な鉄分量は問題なく満たせています。
9ヶ月すぎてもオッパイ大好きで食事が進まない子は、母乳を減らして、離乳食をメインにする努力をしましょう。
鉄分が豊富な食材
■ゴックン期(5~6ヶ月)
肉や赤身魚が食べられないゴックン期は、青菜などの野菜から鉄分補給をしましょう。
小松菜・モロヘイヤ・ホウレンソウ
■モグモグ期(7~8ヶ月)
赤身魚や納豆や卵黄がOKの時期に入りました。動物性の鉄分は吸収率がいいので、積極的に食べされてあげましょう。
赤身魚(まぐろやかつおなど)・納豆・ひじき
■カミカミ期(9~10ヶ月)
貝類やレバー、牛の赤身部分のお肉がOKの時期に入りました。少しは離乳食のレパートリーが増えて楽になります。
レバー・あさり・牛や豚の赤身肉・切干大根
■パクパク期(1歳~1歳半)
多くの食材がOKになるので、頭を悩ます事も少なくなります。離乳食完了期まで、あと少しです!
キクラゲ・のり・ひき肉(牛、豚、鳥)・ゴマ
噛む事は脳に良い事ばかり
噛む時に使うあごの筋肉の刺激は、脳幹に入り、そこから大脳に刺激が伝わっていると言われており、噛む事で、記憶力や集中力、学習能力が高まるのです。
また、噛む事で、味の信号が脳を目覚めさせる事が出来る上に、消化も良くなり、満腹感も増します。噛んでゴハンをしっかり食べる事は、とにかく脳に良いことばかりなのです。
噛む習慣は自然に育たない
私達大人は、ゴハンを噛んで食べる事を自然に行えていますが、赤ちゃんには歯が生えそろっていないし、舌や唇の動きも未熟なので、発育に合わない離乳食は上手く噛めず、硬すぎても柔らかすぎても、丸のみの原因になるだけなのです。
赤ちゃんのお口がしっかり動いている事を確認してから、次の食べ物を与えて、早く食べないからといってイライラせず、赤ちゃんのペースに合わせてゴハンを与えてください。
手掴み食べの脳への影響
生後9ヶ月ごろになると、赤ちゃん自らが手掴み食べをしたがります。
この手掴み食べは、実は赤ちゃんの脳に大きな刺激を与えています。
目で確認した食べ物を、手を伸ばして、掴み、口に運ぶ、自分の欲しい分量だけ一口かじる、この工程は、目と手と口を協調させた高度な行動なのです。
これを、ゴハンの度に繰り返す事で、手の機能はますます発達し、脳が刺激され鍛えられていきます。
食べ物に手を伸ばして自分で食べようとする意欲が芽生えた事そのものが大きな成長なのです。
手掴み食べで何を学習?
最初のうちはうまくいかず、こねたり、握りつぶしたり、限界が分からず口にたくさん詰め込んだりしてオエ!っとなったりしますが、これも赤ちゃんにとってのお勉強です。
赤ちゃんは手で、食べ物の硬さや、柔らかさを学習しています。どれだけ力を入れたら潰れてしまうのか、冷たいのか熱いのか、一口量はどれくらいなのか、など
1歳半まで十分に手掴み食べをさせておくと、自分で食べるという土台が出でき、目と手を連動させてスプーンが使えるようになるのです。
掴み食べをし出すと、テーブルの周りの食べこぼしや汚れなども増えるので、ママとしてはあまり嬉しくない食べ方とも言えますが、掴み食べをする事はとても脳に良い事なので、出来るだけ掴み食べをさせてあげて下さい。
家族団欒が脳に良い理由
バランス良く、栄養満点な食事を心がける事はとても大切な事ですが、精神的な安らぎを得て心を強くする力もあるのです。
家族との食事はとても楽しく、和やかですよね。これは赤ちゃんの脳の発達にとても重要なのです。
食事=楽しい!という条件反射が生まれると食べる事が好きになり、生活の中で感じているストレスを軽減し、強い心も育ちます。
さらに、楽しい食事によって幸福感を感じると、消化酵素がよく出るようになり、脳への必要な栄養がスムーズに届けられるのです。その結果、脳の活性化に繋がるのです。
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